観光客用に演出されたタブラオに行くのも華やかでいいですが、本物のフラメンコに触れてみたいとは思いませんか?
長年スペインに住んでいますが、こんなに深いフラメンコの世界に触れたのは初めてです。
衝撃的な場所でした。。。
そこは、フラメンコが本当に好きな人たちが集まる、フラメンコ愛好家たちの集会所「Peña Flamenca El Piyayo(ペニャ・フラメンカ・エル・ピジャジョ)」。
見つけたのは偶然でした。
Google Mapでフラメンコのクラスを探していて、たまたま見つけた場所。
バルかタブラオだと思ったので、電話で今日ショーをやっているかどうか聞いてみると、やっていないが趣味でやっている人たちが集まって好きなように歌ったりギターを弾いたりしているから、聞きに来ていいよ、と不思議な答え。。。
車で行ってみるとあたりは住宅街で、ポツンと見逃しそうなところにありました。
入ってみると、なんかちょっと違う雰囲気。。。
お得意さんたちだけが集まってるような。。。
座ろうかどうしようか迷っていると、叔父さんが寄ってくる。。。
「初めてですよね?案内しますよ」
「え?案内?」
もう一人いい年の叔父さんが登場し、いろいろ細かく嬉しそうに説明してくれます。。。
普通のバルじゃないなとそこで初めて気がつく😅
親切にいろいろ教えてくれて、分かったことが、
- フラメンコ愛好家の人たちが、好きずきに集まって歌ったりギターを弾いたりしに来る場所。
- 「愛好家」といっても、みなさんプロ並み (たぶんプロの人も何人もいるはず)。素人には誰がプロじゃないのか分かりませんでした。
- 水曜の夜と、たまに金曜の夜も開いている。
- 毎月最終土曜日のお昼は、フラメンコショーの見られるレストランになる。
- 踊りに来ている人はいない(歌とギターが主らしい)
- バーもある(が、頼める種類がほぼない)
扉の奥には大きい食堂があり、ショー用のステージも。
そこでも他の人がギターに合わせて歌っていました。
そして、その奥にはまた小さな部屋があり、2人のギターを弾く人達がスマホでYoutube用に動画を取っていましたよ。
↑ショーの時の様子。
↑普段はこんな感じ。
バーにあるのは、数種類のお酒と簡単なボカディージョ(典型的なスペインのバゲットサンド)か、出来合いのトルティージャを(チンしてたぶん)出してくれる程度。
それでも、美味しかったです。
なんだか不思議だけど、とても惹きつけられる素敵な空間でした。
一緒に行ったマラガ人も感動した、という場所。
話には聞いたことあったそうだが、こんなところにあるとは思ってもなかったそうな。。。
多分、フラメンコを仕事にしている人には有名な場所なんだと思います。
ひと味違う、本物のフラメンコを見たい方にとてもおススメの場所です (タクシーでいかないとね😅)。
もっと写真が見たい方はPeña Flamenca El PiyayoのFacebookか、上のGoogleマップからご覧ください!
こういう場所に出会えるのも、海外リモートワークのおかげですね!
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